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東京モーターショー(とうきょうモーターショー 英語表記:。TMSや東モと略される)とは自動車に関しての世界で一番進んだ技術やデザインに触れられ、自然・地球環境に優しい車についての最新情報が発信される自動車の祭典(モーターショー)のうち東京で行われるもので、奇数年の(1973年の第20回までは毎年)10月下旬から11月上旬(15日間)に渡って開催されている。次回の第42回は(2011年)12月上旬(10日間)の予定。主催は日本自動車工業会。
概要
世界3大モーターショー
フランクフルトモーターショー(ドイツ)、北米国際オートショー(デトロイト・オートショー)(アメリカ合衆国)と世界3大モーターショーの一つに数えられているが、最近ではパリサロン(フランス)、ジュネーヴ・モーターショー(スイス)を含めて世界5大モーターショーとも呼ばれる。
特徴
近年はフォーミュラ1参戦やPSAグループとのジョイントをはじめ、欧州戦略に本腰を入れ始めたトヨタ自動車や、日産自動車のカルロス・ゴーンCEOへの興味、そして低燃費や環境対策を進めている日本車全体への興味から、世界中から訪れる経済メディアの数が増えている。また、優秀な日本車を支える世界トップレベルの技術力を持つサプライヤーが多く出展することから、「部品館」へのメディアの注目が高いことも東京ショーの特徴となっている。なお世界的なモーターショーの常としてワールドプレミア(市販車やコンセプトカーの世界初公開)は欠かせないが、東京ショーは特に日本メーカーが力を入れている事で、それ以外の国のメーカーの注目度が相対的に低くなってしまう事や、日本市場における欧米メーカーのシェアが低い事、直前に行われるフランクフルトショーでヨーロッパのメーカーがワールドプレミアを終えていること、展示や演出に一般客向けの要素が強い(開館時間内のエンジン車両の走行はおろか、エンジンの始動すら許されていないなど、消防法の縛りも大きい)ことなどから日本メーカー以外のワールドプレミアは多くない。
代わりに欧米のメーカーは、コンセプトカーや量産型でないモデル、チューンドカーなどのモデルバリエーションのワールドプレミアを行う場所として選ぶことが多い。なおアジア勢は日本に輸出している韓国や中華民国の一部企業を除いて出展に消極的である。
テーマの変貌
近年のモーターショーの主要テーマは以前の娯楽性重視から“環境”や“安全技術”など、社会的ニーズに対する解決案を提案する展示が増えてきており、その傾向は年々強くなってきている。また、“見せるモーターショー”から“参加するモーターショー”へと変わりつつあり、同乗試乗会やシンポジウム、モーターサイクルスポーツスクールなど、参加体験型というコンセプトに基づき、来場者の多彩なニーズに応えられるショー作りをしている。更に近年では製品そのものの注目度が少ないタイヤや部品メーカーのブースにおいてイメージモデル(イベントコンパニオン)の肌の露出度がアップし、セクシー系のコスチュームが目立つようになってきている傾向が有る。その為、車目当てではなくこの女性ら目当てで訪れる者(カメラ小僧)も多く、中には盗撮で逮捕されるものも出ているため問題になっており、露出度過多な部品メーカーのコンパニオンの衣装に対しての規制の必要性も議論されるようになっている。
会場
第1回から第4回までは日比谷公園内広場で開催された。広さは4389平方メートルと現在の幕張メッセの40,839平方メートルと比べると1/10の広さであった。その後、第5回は日比谷公園会場が地下鉄丸ノ内線と日比谷地下駐車場工事の為使用できず、次回第6回大会は晴海会場での開催がすでに決定していたことから、"繋ぎ"として後楽園球場に隣接する後楽園競輪場インフィールドにて開催された。
第6回から第27回までは晴海の東京国際見本市会場で開催され、それまでの日比谷公園会場の3倍、展示小間面積も2倍と広がり、また今までのアウトドアショーから初のインドアショーとなった。
晴海会場時代はクルマでの来場が禁止されていたにもかかわらず、銀座から晴海への晴海通りは来場者のクルマで連日大渋滞し、また周辺に違法駐車する者が続出した為、主催者は会場周辺を一方通行にすると共に新たに竹芝桟橋~晴海埠頭間の水上バスによる海上輸送が行われた。
晴海会場へのアクセス方法は事実上都営バスしかなく非常に不便であった為、第28回より東京と成田国際空港のほぼ中間に位置し、JR京葉線「海浜幕張駅」、京成電鉄・JR総武線「幕張本郷駅」や東関東自動車道「湾岸千葉・湾岸習志野IC」、京葉道路「幕張IC」、「武石IC」などが近隣に接し、交通の便も良い現在の幕張メッセで開催されるようになった。
なお、第28回東京モーターショーは同施設のこけら落しイベントでもあった。
第42回は、各自動車メーカーが市場がより見込める中国の北京や上海のモーターショーに重点を置くようになったことと、前回の入場者の減少を踏まえ、メーカーの出展誘致と入場者の増加を狙い東京都心や羽田空港に近く、より交通の便がいい東京ビッグサイトに会場を移す予定。移転の理由のひとつに前回参加しなかった海外メーカーから、「東京で開催することで参加しやすくなる」との声があったという。同施設の前身である東京国際見本市会場(晴海)以来24年ぶりに都内へ戻る。
入場者数
入場者数はバブル景気絶頂期の1991年・第29回の200万人の大台を超えたのをピークに年々減り続けている。要因として、1990年代以降の景気の低迷や価値観の多様化による若年層の自動車・モータースポーツ離れ、少子高齢化等が挙げられる。2003年の第37回にて入場料を高校生半額、小学生以下無料とし、総入場者数142万人と前回(127万人)を大きく上回り、過去12年間下げ続けてきた入場者数に歯止めをかけた。
商用車ショーとの統合と東京トラックショーの存在
商用車ショーは2000年、2002年に開催され、2004年をもって最後となり、2005年は乗用車、二輪車ショーと、商用車ショーとの分離開催最後のショーとなった。2006年はショーを開催せず、2007年より商用車、乗用車、二輪車を統合した新総合モーターショーとなった。以降、隔年開催となる予定。
2007年は東京ビッグサイトにおいて、モーターショーと同時期に、トラック業界誌を発行する日新出版・日新企画による「2007 東京トラックショー」が開催された。このイベントは都内・各地方を合わせて15回を数えるトラックユーザーのためのビジネスショーであり,モーターショーとの関連はない。東京トラックショーは2009年も10月29日から31日までの3日間、開催された。
TOKYO MOTOR SHOW TV
開催年の11月下旬(ショー終了直後。2007年は開催期間中の11月3日に放送)、長野にあるJNN系列局の信越放送が制作、JNN系列全国ネットで東京モーターショーのみどころをまとめたスペシャル番組が放送されている。モータージャーナリストの吉田匠とクルマ好きの有名人ゲストがショーを回り、魅力あるコンセプトカーについてコメントしたり日本では発表・発売していない輸入車を吉田が欧州で試乗している映像などが流れ、好評を得ている。ちなみにTBSでは諸事情により放送されておらず、「TBSを外したJNN系全国ネット」という形になっている。
歴史
| 1954年4月20日~4月29日 | 日比谷公園 | ||||
| 1955年5月7日~5月16日 | |||||
| 1956年4月20日~4月29日 | |||||
| 1957年5月9日~5月19日 | |||||
| 1958年10月10日~10月20日 | |||||
| 1959年10月24日~11月4日 | 東京国際見本市会場(晴海) | ||||
| 1960年10月25日~11月7日 | |||||
| 1961年10月25日~11月7日 | |||||
| 1962年10月25日~11月7日 | |||||
| 1963年10月26日~11月10日 | |||||
| 1964年9月26日~10月9日 | |||||
| 1965年10月29日~11月1日 | |||||
| 1966年10月26日~11月8日 | |||||
| 1967年10月26日~11月8日 | |||||
| 1968年10月26日~11月11日 | |||||
| 1969年10月24日~11月6日 | |||||
| 1970年10月30日~11月12日 | |||||
| 1971年10月29日~11月11日 | |||||
| 1972年10月23日~11月5日 | |||||
| 1973年10月30日~11月12日 | |||||
| 1975年10月31日~11月10日 | |||||
| 1977年10月28日~11月7日 | |||||
| 1979年11月1日~11月12日 | |||||
| 1981年10月30日~11月10日 | |||||
| 1983年10月28日~11月8日 | |||||
| 1985年10月31日~11月11日 | |||||
| 1987年10月29日~11月9日 | |||||
| 1989年10月26日~11月6日 | 日本コンベンションセンター(幕張メッセ) | ||||
| 1991年10月25日~11月8日 | |||||
| 1993年10月22日~11月5日 | |||||
| 1995年10月27日~11月8日 | |||||
| 1997年10月25日~11月5日 | |||||
| 1999年10月23日~11月3日 | |||||
| 2000年11月1日~11月4日 | |||||
| 2001年10月27日~11月7日 | |||||
| 2002年10月30日~11月3日 | |||||
| 2003年10月25日~11月5日 | |||||
| 2004年11月3日~11月7日 | |||||
| 2005年10月22日~11月6日 | 幕張メッセ | ||||
| 2007年10月26日~11月11日 | |||||
| 2009年10月23日~11月4日 | |||||
| 2011年12月2日~12月11日 | |||||
- 当初第1回から第10回までの国内呼称は「全日本自動車ショウ」だったが、国際自動車ショーを目指す方針から第11回以降は英文表記と同じ「東京モーターショー」となる。
- 第1回から現在に至るまで公式ガイドブックとして自動車ガイドブックが発行されている。
- 1974年のオイルショックの煽りでショーが中止になって以降、第21回から第33回までは隔年の開催となった。
- 第26回は展示車両数1032台と歴代最高を記録。日本国外からの出品も40社、229台に達した。
- 第34回、第36回、第38回は商用車のみ(第38回で商用車ショーは終了)。
- 第39回は混雑緩和のため、会期は週末を3回組み入れ10月21日~11月6日の17日間に延長され、2004年のパリサロンの16日間を上回り、主要国際モーターショーで世界最長となる(一般公開日は10月22日~11月6日の16日間)。隣接する千葉マリンスタジアムでプロ野球の日本シリーズが行われたことも話題になった。
- 第41回は日本市場が飽和に近づいていることと不景気のあおりを受けて日本国外の有名メーカーが不参加となりこの後に開催された名古屋モーターショー(第16回)では、フォード等の一部を除く日本国外の有名メーカーが参加した。逆に国産車メーカーではマツダ・三菱・スバルが辞退した。、第40回に比べて展示面積は約半分に、会期も4間短縮し、来場者は半分以下となった。
- 第42回は24年ぶりに東京都内に会場を移す。会期は前回から3日間短縮し、10日間となった。これは国内外の出品社が出品しやすくするためである第42回東京モーターショー2011の概要決定 -東京ビッグサイトにて開催- 東京モーターショー公式サイト。
主な出展社
自動車
日本
日本国外
アメリカ
イギリス
イタリア
スウェーデン
大韓民国
ドイツ
フランス
二輪
日本
日本国外
イタリア
イギリス
ドイツ
中華民国
アメリカ
部品など
タイヤ
音響・電機・計器・照明
- BOSE
- パイオニア
- アルパイン
- ケンウッド
- クラリオン
- 富士通テン
- 三洋電機
- 松下電器産業
- 三菱電機
- 日立製作所
- 古河電気工業
- オムロン
- 日本精機
- 小糸製作所
- フィリップス
- CIBIE
- 日本特殊陶業
- デンソー
その他
- オーリンズ
- ビルシュタイン
- KYB
- ショーワ
- NHKニッパツ
- ブレンボ
- 曙ブレーキ工業
- ミクニ
- ケーヒン
- 日本ガイシ
- アイシン精機
- ボッシュ
- アライヘルメット
- レカロ
- トヨタ紡織
- 藤壷技研工業
- 京都機械工具
- 前田金属工業
- タカラ
- ゼンリン
- 大豊工業
- 豊田合成
- パトライト
カロッツェリア
教育機関
ワールドプレミア
世界初公開された車種(一部)。
日本車
- 日産・GT-R
- 日産・モコ・プレビュー
- 日産・ブルーバード・シルフィー
- ホンダ・スポーツ4コンセプト
- 三菱・i
- トヨタ・bB
- トヨタ・RAV-4
- レクサス・LF-Sh
- ダイハツ・エッセ
- ダイハツ・skツアラー
- スバル・B5-TPH
- 光岡・オロチ・ヌードトップ
日本国外のメーカー
- ヒュンダイ・neos-3
- フォード・イクエーター・コンセプト
- クライスラー・あきの
- ミニ・コンセプト・トーキョー
- ブガッティ・ヴェイロン・16.4
- メルセデス・ベンツ・S320・ブルーテックハイブリッド
- メルセデス・ベンツ・F600・HYG
- アウディ・シューティングブレーク・コンセプト
- フォルクスワーゲン・エコレーサー
- フォルクスワーゲン・ポロ・GTI
市販化された過去の出展車(現在実在する車種のみ)
日本車
- ホンダ・F-MX→ホンダ・ステップワゴン(初代)
- ホンダ・SSM→ホンダ・S2000
- ホンダ・ASM→ホンダ・エリシオン
- ホンダ・オデッセイプロトタイプ→ホンダ・オデッセイ(2代目)
- ホンダ・EV PLUS
- 日産・NX-018→日産・マーチ(初代)
- 日産・mm→日産・マーチ(3代目)
- 日産・フウガ→日産・フーガ
- 日産・XVL→日産・スカイライン(11代目)
- 日産・キューブ
- 日産・C-NOTE→日産・ティーダ
- 日産・ブルーバードシルフィプレビュー→日産・ブルーバードシルフィ(2代目)
- トヨタ・クラウンコンセプト→トヨタ・クラウン(12代目)
- トヨタ・レクサススポーツクーペ→トヨタ・ソアラ(4代目)→レクサス・SC(2代目【日本では初代】)
- トヨタ・ラオム→トヨタ・ラウム(初代)
- トヨタ・NLSV→トヨタ・ポルテ
- トヨタ・プリウス(初代)
- トヨタ・MR-S
- トヨタ・HV-M4→トヨタ・エスティマハイブリッド
- トヨタ・イプサム(初代)
- トヨタ・ハリアー(初代)
- トヨタ・SU-HV1→トヨタ・ハリアーハイブリッド
- トヨタ・ist(初代)
- トヨタ・FSC→トヨタ・マークXジオ
- マツダ・BU-X→マツダ・デミオ(初代)
- マツダ・RXエボルヴ→マツダ・RX-8
- スバル・ストリーガ→スバル・フォレスター(初代)
- スバル・R2
- ダイハツ・コペン
- ダイハツ・ネイキッド
- ダイハツ・タント
- ダイハツ・XL-C→ダイハツ・ミラジーノ(初代)
- ダイハツ・SKツアラー→ダイハツ・ソニカ
- スズキ・コンセプトS2→スズキ・スイフト
- スズキ・MRワゴン
- 三菱・コンセプトD:5→
- 三菱・コンセプトX→三菱・ランサーエボリューションⅩ
日本国内への輸入車
交通アクセス(公共機関)
鉄道
バス
- 「東京ビッグサイト」停留所
- 都営バス(一般路線)
- 都営バス(イベント開催日運行の臨時系統)
- 国展01: 東京駅八重洲口 - 豊洲駅 - 東京ビッグサイト(急行)
- 国展02: 豊洲駅 - 東京ビッグサイト(急行)
- 国展03: 浜松町駅 - 東京ビッグサイト(急行)
- (国展07): 東京駅八重洲口 - 豊洲駅(ビッグサイト発のみ) - (無停車・有明北橋経由) - 東京ビッグサイト(急行)
- (国展08): 東京駅八重洲口 - (無停車・有明北橋経由) - 東京ビッグサイト(急行)
- : (国展07・08は帳簿上のもの。通常は国展01の行先表示で運転。)
- 京浜急行バス
- 東京空港交通
- 羽田空港 - ホテル日航東京 - ホテルグランパシフィック LE DAIBA - 東京テレポート駅 - 東京ビッグサイト - 国際展示場駅 - 東京ベイ有明ワシントンホテル
以前は日の丸自動車興業の無料循環バス「東京ベイシャトル」も乗り入れていた。
- 「国際展示場正門駅前」停留所
- 都営バス(土休日運転)
水上バス
- 有明客船ターミナル(「東京ビッグサイト」発着場)
※主催する日本自動車工業会(JAMA)では自家用車での来場を控え公共機関の利用を呼びかけている。
主催
- 社団法人 日本自動車工業会(JAMA)
共催
- 社団法人 日本自動車部品工業会(JAPIA)
- 社団法人 日本自動車車体工業会(JABIA)
- 社団法人 日本自動車機械器具工業会(JAMTA)
後援
地方巡業
東京モーターショー (TMS) が行われた後、展示内容を縮小してTMS類似のモーターショーが国内各地で開催される。TMSの派生イベントであるため、TMSと同じ年度に開催され、隔年開催となる。開催する順番は、開始年が古い順となっている。
| (人) | (日) | |||
|---|---|---|---|---|
| 仙台モーターショー仙台モーターショー | 夢メッセみやぎ | 49,223 | 2 | 1997年 |
| 幕張メッセ | 1,425,800 | 16 | 1954年 | |
| 名古屋モーターショー名古屋モーターショー | ポートメッセなごや | 252,100 | 4 | 1979年 |
| 大阪モーターショー | インテックス大阪 | 372,542 | 4 | 1999年 |
| 福岡モーターショー福岡モーターショー | マリンメッセ福岡ほか | 116,643 | 4 | 2007年 |
- 九州モーターショー in くまもと(2002年から2006年まで3回開催。福岡モーターショーが後継)
脚注
関連項目
- モーターショー
- 自動車ガイドブック
- 東京オートサロン
- 東京トラックショー
- 東京モーターサイクルショー
- イベントコンパニオン
- ミス・フェアレディ
- カメラ小僧
- Feel So Good! DRIVING TOMORROW!(コンピレーションアルバム)
- 自動車ショー歌
- グランツーリスモシリーズ(第35回で発表した車が収録されたグランツーリスモ コンセプト 2001 TOKYO、第41回にはグランツーリスモ5の特別バージョンを出展。)
外部リンク